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殺された。
奴のその言葉を聞いた時、全部を思いだした。
欠落していた自分の記憶。
一昨日。
まどろんでいた時に屋上に来たのはあの知り合いだった。
入口からは死角になっているところから、顔だけのぞかせ確認する。
また何か言われる…
関わるのが嫌だったので無視をして大の字になり寝た。
そしていきなり刺されたのだ。
私の喉元目掛けてフルーツナイフが突き刺さる。
私は声も上げる事も出来ずに苦しみ、事切れた。
その後知り合いは、私の血がベッタリついた服で職員室に向かい
警察に出頭したらしい。
私は自分が死んだ事に気付かずに二日も過ごしていたのか。
「改めて言わしてくれ。
そんな姿のお前でも、俺はお前が好きや。」
こいつはまだそんなこと言うのか。
「………まだ言うか。」
思わず声にだして言ってしまう。
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