第3章

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  「あぁ。何回でも言うさ。 お前が死んだ時死ぬほど後悔した。 だから何回も言う。伝える。 お前が、好きだ。」 “死ぬほど後悔した”ねぇ。 今生きてる奴に言われたくない。 「………。」 お前はバカか。いい加減にしろ。 そんなことを言うのも親切なような気がして黙った。 「なぁ………。返事って聞くの失礼になるか?」 はっ??返事だと??私は死んでいるのに?? ……そうだ。 「…ありがとう。気持ちはすごく嬉しい。でも…」 可愛子ブリッ子の演技を続ける。 「私には体がないし。君を不幸せにしか出来ないの。だから………そうだゎ。友達からじゃ駄目かな…。」 我ながらわざとらしいブリッ子が出来たと思う。 お願いだからほっておいてくれ。 「………本心から言ってるんやないってことは分かる。 でも友達からってのは本気に受け取ってもええか?」  
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