第1章

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  目が覚めると制服は半乾き状態。 というより放課後だった。 「お-めっちゃ寝てたなぁ。つ-か…さむ!!」 2月半ばに外で寝るのはやめたほうが良さそうだ。 私は自分の腕をさすりながら学校を後にした。 次の日風邪をひいた私は誰もいない家で何をするでもなく 寝ていた。 私の両親はいない。 母親は私を捨てた。 父親は4年前死んだ。 祖父も6年前死んだ。 祖母は毎月お金を振込むだけだ。 完全に一人だった。  
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