第2章

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  その次の日、4限目の途中から学校へ行った。 授業中特有の静けさの中、自分の教室へと向かう。 私のクラスの扉は開いたままだった。 私の席はラッキーなことに後ろの入口に一番近かった。 「………。これは辛いな」 入口から中をみると私の机の上には花がおいてあった。 今までは酷く罵られたり 水をぶっかけられたりだった。 今回は存在を消された。 なんだか急に授業に出たくなくなったので反転し、屋上へ向かう。 そこで私は少しの違和感を覚えた。 あの知り合いの姿がなかった。  
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