第1章、夢?幻?

3/20
前へ
/148ページ
次へ
「ユリちゃん悠くんおはよー。 おっ!今日は、ちゃんと私の言うとおりに悠くんを起こしたんだね。 偉いぞユリユリ。」 そういいながら突然入ってきた彼女は、ユリの頭を撫でる。 「何が偉いぞユリユリだ! 人の可愛い妹に物騒な起こし方教えるな! ってか、人の部屋に無断で当たり前のように入ってくるな!」 「いいじゃないの。 結婚を約束した仲じゃない? 細かいこと気にしない。」 俺の言葉に動じることなく、彼女は笑いながら言葉を切り返してくる。
/148ページ

最初のコメントを投稿しよう!

453人が本棚に入れています
本棚に追加