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「なるほど、助けてるつもりが助けられてたわけか。そういうことなら、もう遠慮しなくていいわけだ。」
みるみるうちに、悠の顔には湧き水のように笑顔が溢れてくる。
「元からアイツが既に巻き込まれていたなら、今更俺がアイツに遠慮してお前らに従う必要もなかったわけか…。
アホらし！俺かっこわりぃやん。
参ったなぁ、アイツに合わす顔がねぇし。
自分を犠牲にしてまで、俺と仲良くしてくれてたのに、俺はアイツのためだから、イジメが悪化しないように…なんて俺が逃げてただけやんな。」
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