第3章、呂布

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「美沙様(みしゃさま)の言っていた中華屋ってここかなぁ?そうだよねここだよね?」 行列の出来ているお店を見ながら、1人の女の子が呟いていた。 「食べて見ればわかるよね?食べていいよね?美砂(みさ)間違えてないよね?」 女の子はオドオドしながら、1人自問自答している。 いや、自問自答しているのではなく、疑問符は彼女の口癖なのかもしれない。 その証拠に、彼女は何か言うたびに誰にでもなく『だよね?だよね?』と言っている。 そんな姿を見ていると、まるで小動物を見ているようで抱きしめたくなる。 それはもはや男の性なのかもしれない。
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