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プロローグ
――時はボーカロイド時代――
【初音ミク】や【巡音ルカ】達が一時代を築き
今では、
ボーカロイド達の頂点に成るべく世界中の人々がボーカロイドを作成し競い合っていた
―ある夏の終わり―
俺は、ボーカロイドを作成していた。
俺の名前は無音タケル
スペックはこんな感じ
性別、男
身長、165㎝
体重、55㎏
年齢、20才
職業、フリーター
高校卒業後、ボーカロイド関係の会社に就職するつもりだった俺は、
親父に完全否定され、それが原因でケンカになって家を出た。
俺の夢は、ボーカロイドコンテストで優勝して、
世界中の人達に自分の音楽をボーカロイドと共に届けることなんだ。
だけど俺の夢を叶えるには、
ボーカロイドコンテストの中でも最もレベルの高い
【ドリームボーカロイドフェスティバル】
略して【DBF】
これに優勝しなきゃいけない
だけど、今俺が作成してるボーカロイドはこれで十体目。
「はぁーぁ、俺にはボーカロイドを作る才能ないのかなぁ」
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