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「何を言ってるんだ。俺はお前の事をよく観察しているということだ」
高級料理を口に運びながら、翔助が誇らしげに言う。
「だからといって、女性の胸の大小をとやかく言うのは間違ってると思います」
「大丈夫、俺胸が小さい方が好きだから」
恥ずかしげもなくそう言う翔助に、香奈は何だか複雑な気分になった。
「本当に変態ですね…」
香奈が牛乳を飲みながら、ため息混じりにそう言った。
その言葉を聞いた翔助は、いきなり椅子から立ち上がる。
そして香奈が逃げる間もなく、香奈に近づいた。
「俺が言いたいのは、香奈の胸が好みだって事なんだぜ?」
翔助は香奈の耳元でそう囁き、躊躇うことなく香奈の耳にかじりついた。
「ひゃんっ!い、いきなり何するんですか!!」
翔助の突然の行動に驚き、そこから離れようと香奈は立ち上がろうとするが、翔助に肩を押さえつけられ立ち上がれない香奈。
耳まで真っ赤になっていた。
「どうした?耳が真っ赤だぞ?」
「ご、ご主人様がいきなり変な事をするからですっ!離してくださいっ」
立ち上がろうと抵抗する香奈。
が、翔助は焦る事なく香奈を観察し核心をつく。
「お前、耳が敏感だろ?」
翔助は香奈の耳に吐息をかける。
途端に、香奈の肩の力が抜けた。
だからといって翔助は香奈を解放する事もなく、香奈の耳を撫でるように、舌で舐めた。
「ひぅんっ!」
香奈の声が漏れる。
翔助は、そんな香奈の反応に興奮していた。
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