…幼き頃…

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その女と父親を僕は恨んだ! なぜなら父親と女、息子が 本当の親子のように 仲のいい家族関係を築いていたからだ! 家族旅行もした事がない僕らにとって 父親の裏切りの始まりだった…。 どんなにお金がなくても 耐え抜いた。 借金取りが来ても 親を庇うのは僕らの仕事。 なのに、いつになっても 僕らに『しあわせ』が来ない事に 嫌気がさすばかり。。。 僕は友達の家族が羨ましかった…。 どんなに苦しい生活でも 笑顔がそこにはある。 なのに家にはなかった…。 両親が浮気したのは許せない だけど、お母さんには言い分がある。 父親が『お前もすればいいだろ!』 と言ったそうだ。 ところでこの親達は 子供の事を考えてるのか疑問だ。 なぜなら自分中心にしか 考えてない自己中だからだ! 僕は家族の中で 唯一、物事を慎重に考える。 そんな僕は 人間関係から遠ざけようと考えた。 人から遠ざければ 何も問題が起きないからだ。 だから 友達からの誘いも断る事が多くなって 人との絡みも拒絶した。
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