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『小山~』
聞き慣れた声が、小山を呼んだ
体に、電流が流れた気がした
小山が、俺を見て…悲しそうな顔をした
そして、目線を声の主に向けた
『赤西、何か用??』
『Pが、おまえを探してた……』
仁くんは、こっちに歩いて来て…俺を見た
『成亮…』
まただ、……呼ばないで下さい
期待してしまうから…
『お久し振りです、赤西先輩』
俺は、平常心を保ちながら言った
仁くんは、悲しそうな顔をした
何で、そんな顔をするんですか??
俺が、『赤西先輩』と言ったから?
でも、別れたんだから…
前みたいには、呼べない
『元気だったか??』
『はい…』
気まずい……
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