がおー
4/35
読書設定
目次
前へ
/
35ページ
次へ
矢車は誰にも気づかれないように橋の下から顔を出した。もう、近くに少年たちはいないようだ。ほっと息をつく。 「傷つくのは俺だけでいい」 口ではそう言っていても、心の底では悔しさやら惨めさやらが渦を巻いていた。 「おのれ……」 思わず本音を口にしかける。 バサバサバサ 不意に、汚らしい紙が風に吹かれて飛んできた。矢車の顔に貼りつく。濡れていた。 「こ、これは……」 紙は、地図だった。
/
35ページ
最初のコメントを投稿しよう!
6人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!