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「ウワァァア!!」
ベットから飛び起きた俺は胸をさすった。
「刺さってない……」
夢であった事を確かめた俺はちょうど部屋に入って来ていた姉が俺を見てたことに気付いた。
「ど、どうしたんだよ湊…」
神奈 湊(みなと)
弟の俺が言うのもなんだが容姿も頭も良く自慢できる二つ年上の姉だ。
「あのね、凛ちゃんを起こしにきたんだけど…大丈夫?」
神奈 凛人(りんと)それが俺の名前だ。
容姿も悪くないし成績もまぁまぁ良いと思う。高校三年生ピチピチの18だ…なんて。
「あぁ…大丈夫だ…多分」
一応心の中でつまらないギャグを言うぐらいの冷静さは残っている。
「なら下に降りて一緒ご飯食べよ」
相変わらず姉はユルい…
「うん、分かった先に行ってて」
姉は何故か親指を立てて見せ下に降りて行った。
階段で転がる音と共に
俺は毎日の行事になりかけている音に笑顔混じりのため息をつき服を着替え始めた。
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