恋愛成就の天使と悪魔

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何てこった、そんな素晴らしいアイテムが存在してるとは。 「そのアイテムを使えば、俺も極上めちゃモテ武将になれるのか」 「ああ、なれるぞ」 くっ、断言しやがった。 欲しい気持ちが俺の心を揺らしやがる。 だが、俺は謙信に惚れてもらいたいだけだ。 別にハーレムENDを目指してる訳じゃねえだろ俺。 「かなり悩んでるようだな」 「……」 謙信以外の女が寄って来てどうする? ハーレムを作ったとして、俺も女達も幸せになれるのか? 否!!断じて否!!………だと思う。 「欲しいか?」 「欲しくないと言えば嘘になるな」 「そうか」 「だが、俺は一人の女しか幸せに出来ん!!それに、道具の力で女を惚れさせるのはイイ男失格の気がするしな」
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