恋愛成就の天使と悪魔

11/19
前へ
/635ページ
次へ
「ボケッとしてないで入るぞ」 ミカロスに促され、猪丸を置いて入ると薄暗い店内にアダルトな動物のコスプレをした女達が歩き周っていた。 「お客様、二名新規で入りまーす」 羊の角をした水着姿の女に案内され、席に付く俺とミカロス。 「キャバクラか?」 「馬鹿野郎、アニマル遊郭だ……此所の女の子達と話して漢を磨け」 ミカロスの言葉に圧倒され、思わず頷いてしまった。 「初めましてタイガーです」 「ミケでーす、ニャンニャン」 虎と猫耳の女の子が現われ、俺達のグラスに酒を注ぎ始めた。 「それじゃ、カンパーイ」 タイガーが音頭を取り、酒宴が始まった。 「タイガーちゃん、ちっちゃいな」 「えー、そんな事を言ってるとガオーって襲っちゃうぞ」 「是非、襲って欲しいな」
/635ページ

最初のコメントを投稿しよう!

372人が本棚に入れています
本棚に追加