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そして、天井から一つの影が落ちた。
「くっ!!……このような場所に美幼女が居ようとはな、おのれぇぇぇ、孔明の罠か」
悔しそうに馬鹿な事を言う天使。
天界広しといえど、間違いなくミカロスだ。
「何だテメェは?」
太い二の腕で軽々とミカロスを持ち上げ、睨む慶次。
「コワイナー帝国の兵かも知れないよ」
「なる程な、いっちょど派手に殴ろうか」
ミカロスの奴、絶体絶命のピンチじゃん。
「待ってくれ、俺は障子の後ろに隠れてる男に命令されただけなんだ」
……あの珍獣、自分の事を天使とか言ってたくせに俺を売りやがったよ。
「そこに隠れてる野郎!!出て来やがれ!!」
おいおい、殺気満々で怒鳴ってやがる。
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