それぞれの名の下に

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星は輝き 道を知る予言者は月を詠む 人々は揺れ動く時の中 それぞれの名の下に 星は語る 定まらぬが世 旅人はそう記した 戦士は明日の空に赤き涙を流す それぞれの名の下に 道は与えられた 悲しき旋律者は唄う 「ここにいる全ては名の下に」 生きるが人 道化師は踊り狂い笑う 詩人は残せぬ想いを歌に込めた それぞれの名の下に 神は示し賜う 終わるが常 神は哀れみ涙した 翼なくした鳥が今も空を夢見てる それぞれの名の下に 宿命は決まっている 寂寞たる思いの中少年は呟く 「与えられし名の下に」 それぞれの名の下に 人は皆生を知る
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