送り出す者、戦う者

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素早く手裏剣を構えて振り返ると、そこには…… 「子供…?」 まだ年端もいかない子供が、石を両手いっぱいに持ってこちらを睨んでいた。 「おまえ、しってるぞ!さなだゆきむらだろ!」 「まさむねさまのてがらをよこどりしたんだってな!」 「このむらのやつら、いーや、おうしゅうのやつらはみんな、おまえがきらいだからな!」 散々言い終わると、また石を投げ始める。 ガキィン! 「やめろ、勘違いすんなよ!この人はっ…」 ガッ ガキン 「やめろ……やめろ…」 投石を止めない子供達に対し、沸々と殺意が湧き上がってくる。 「このっ…」 「やめろ佐助ぇ!!」
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