二 対 六

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ガガガガガガ! 「くっ……馬鹿力ってヤツか?crazyなヤツは好きだぜ!」 旦那は二槍を豪快に振るい、六本の刀を受け止め、流し、倍返しと言わんばかりの力を込めて攻める。 「おああああああ!!」 噴き出すように火花が散り、交差した槍と刀がギチギチと軋む。 と、独眼竜の体が僅かに浮いた。 「……うぉっ?」 「へああああああ!!」 そのまま旦那の槍が、独眼竜を持ち上げて、 「………ッッ、おりあああ!」 ドパァン!! 天高く弾き飛ばした。 「……っ…野郎ォ…」
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