二 対 六

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「なんと無茶苦茶な…」 「言っただろ?二と六、どっちが強いかなんて旦那は計算してない。ただ、力の限り戦って勝つ事しか考えてないはずだよ」 打ち上げられた独眼竜が、空中で体勢を立て直した。 そのまま、旦那目掛けて落ちてくる。 「政宗様が華奢だと思って侮ったか、真田幸村」 「ぬうっ!」 遥かに大きな重力を宿して降ってきた六本の斬撃が、旦那に襲い掛かる。 「旦那!!」 ドゴォォォン!! パラ……パラ……
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