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「……!」
旦那の動きが止まった気配がした。
大将にでもあたったのか、槍の風切り音がしない。
(旦那…?)
忍鳥を呼び、上空へ飛び上がる。
そこには、露出が異様に高い黒い服を纏った、金髪の女がいた。
(…ぶっ…何だありゃあ!戦場で何て格好してんの!)
旦那は女を目の前にして、ぴくりとも動けずにいる。
(…旦那…様子がおかしいな…)
女子供は相手にできないのか、覇気を失った旦那は、突然わなわなと震えだした。
「は、は、は、は、は………………………………………」
(…え?)
「破廉恥でござるぅああああああああ!」
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