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私は、その人の顔を見た瞬間、自分の周りの空気が変わった気がした。
私の心境の変化…?
うーん…。
心動かされたっていうか…。
…とにかく、私の胸が、どくんっと大きく脈打ったのがわかったんだ。
何?
この気持ちは…。
私がそう思ってる間にも、ライトを浴びて、眩しそうに演技をしてる男の人は、物語を展開していく。
「僕じゃ戦力になんてならないから…」
「お前は僕の分まで頑張って!
じゃないと、僕がやめる意味がないじゃないか…」
「みんなのこと、仲間だって思い続けてもいいかな…?」
見ていれば見ているほど、私はこの演劇に取り込まれていって…。
…目が離せなくなった。
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