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真っ赤な大橋くんから飛び出したのは、思いも寄らない言葉で。
大橋くんをからかうのに夢中になってた私は、いきなり出たその言葉に、動揺を隠せなかった。
「ななな何言ってんの大橋くんっ///」
「可愛いって言ったんだよ、桜井っ///
お前だって顔赤いじゃねーか!
ざまあみろっ!///」
「なななっ///」
大橋くんは、してやったり!
とでも言いたそうな顔をして、んべっと舌を出してきた。
いつもならやられたぁ~ってムカつくとこなのに、今日は不覚にもその顔にドキドキしちゃった。
きっと、慣れないセリフ言って、慣れないセリフ言われたからだ!
まともに見れないのも、そのせい!
うん、そのせいだぁっ!
そうやって自分に言い聞かせて、落ち着かせた。
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