遊園地でトリプルデート!?

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手を離してから、お互い照れてたのか、あんまり言葉も発さないまま、少し気まずい時間が続いた。 大橋くんと話せないのは、何だか寂しくて。 恥ずかしくても、何も言わないまま、手を繋いでればよかった…。 と、今更後悔した。 「はい、お待たせしました~! 次の方どうぞ☆」 ジェットコースターの順番が来たのを知らせるこの声で、私たちの気まずい時間は終了した。 正直ホッとした自分がいた。 「桜井! 乗ろう!」 「…うんっ☆」 そしてジェットコースターに乗り込んだ私たち。 「桜井、怖がって叫ぶなよ~(笑)?」 「自慢じゃないけど、ジェットコースターを怖いと思ったことなんかないもんね~! 大橋くんこそ、怖くて泣いたりしないでよね~(笑)?」 「ほんとに自慢になってねぇな(笑)! てかお前、俺が怖がるわけねぇだろ? ばかにすんなよ、ばーか(笑)!」 「ばっ!? ばかってひどっ! ばかって言う方がばかなんですー!」 「はっ(笑)! お前古いな(笑)!」 「いちいちムカつくー!」 やっといつもの雰囲気に戻った気がした。 大橋くんとこうしてる時間は、嫌いじゃないよ?
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