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普通なら自分の命が危ないなんて言われたら、助言を求めるものなのよ。
彼がその話しに無頓着なものだから、私は彼の本来の目的を占ってあげる事にしたの。
手相には彼に不思議な力がある事を示す線がでていたの。そして探し物を見つける事なんてたやすいって事もわかったわ。
だから私は彼に言ってやったのよ。もう探し物が何処にあるのか知っているんじゃない？私を馬鹿にしているのなら帰ってちょうだい！ってね。
そしたら彼ったら、困った顔をしていたわ。
彼は私に一喝されると、無言で席をたって、帰っていったの。
でも帰りぎわに不思議な事を言ったの。
求める物はもう見付けた、だけど違うんだ。私の求めていた答えと。ってね。
不思議な言葉でしょ？
彼はいったい何を探していて、何を見付けたのかしらね？
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