シルビア.バクスターの証言

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そしたら男性は言ったわ。 何を探すかは、言えないが、あなたの力ならたやすく探せるはずだ。って。 男性は、何か焦っている様子だったし。困った人がいると、ほおっておけない性格だから、男性のお願いを聞く事にしたの。 私はまず自分の守護霊に男性の願いを伝えたの。そしたら、さっそく探しはじめてくれた。 1時間ばかりたつと、守護霊が戻ってきたの。 戻ってきた守護霊は、様子がおかしかった。そして、少し震えた声で私に言ってきたの。 彼の探している物のありかを、彼には教えられない。何故ならそれは、見付けてはいけない物だからだ。彼にそう伝えてくれ。ってね。 守護霊の脅えたような声を聞いて、私は鳥肌が立ったわ。 そして男性に、守護霊の言葉を伝えようとしたら、男性が言ったの。 見付けなければいけないのに、それが自分にかせられた運命だというのに…それならば仕方がないので帰らせてもらいます。って。 男性は守護霊の言葉が聞こえていたのよ。
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