ミカエル.ストライカーの証言

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俺は男に発電機を売ってやったんだ。 その時に男に、何処に泊まってるんだ?って聞いたんだ。 なんでそんな事を聞いたかって? 村には泊まる施設がないんだよ。モーテルも宿もないんだ、だから村に親戚でも居るのかと思ってね。 それでだ、男はテントをはって森で野宿をしてるって言うんだ。 俺は親切に森には獣が出るから、気をつけなって言って、奥の棚の銃を見せてやった。 もちろん売り物さ、勘違いしないでくれよ許可は取ってある。調べても構わないぜ。 そう、そしたら男はシャツをめくって脇を見せた。そしたら立派なデカイ銃が見えたよ。しかも腰にも一丁さしてやがった。たしか50口径のデザートイーグルだったなあれは、腰のは9ミリの軽いのだ。 俺のとんだおせっかいだったと思ったら、男はショットガンが欲しいって言ってきた。だから俺はショットガンと弾を50発売ってやったんだ。 その日は男はショットガンと発電機を重そうにして持って帰っていったよ。 それから男は店に顔を出さなくなったな。 次に見たときには死体だったってわけさ。
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