事件報告書

ソフィア．バトンの証言

タバコを吸ってもいいかしら？
そう、それなら遠慮なく。

ソフィア．バトンで間違いないわ。
３２才。
職業は一応は占い師にしておいて。

事件の話し？せっかちね、そんなんじゃ嫌われるわよ、刑事さん。
まあいいわ、じゃあ事件の話しをしてあげる。

私はこれでも、よく当たるって少しは名前の知れた占い師なのよ。
でもあんな田舎の村じゃ客なんてたかが知れてるのよ。
それじゃなんでウッド村に住んでるか？ですって？
都会の生活にあきたからよ。それだけ。
あなただって、田舎が恋しくなる事もあるでしょう？

私があの男に初めて会ったのは３日前よ。
男は、どこで聞いたのか、私が占い師だって知っていたわ。それで占ってほしいって、私の所にきたの。
でも私は気分がのらなくてね、追い返そうとしたの。だけど彼ったらしつこくて、１時間も玄関先で私に頼みこんできたのよ。
私もいい加減うんざりしちゃって、しぶしぶ彼を占ってあげる事にしたの。