殺意

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今考えても、不思議なくらい あの時どうしてあんなに力が出たのか? 私の手は開く事はなかった。 諦めたパパは、またあの憎らしい背中で、部屋を出て行った。 固く握った手は、傷だらけだった。 もう、涙なんか出ない! 誰かを信じる事も 感情も 血の気が引くかのようになくなっていったんです。 それでも、学校では明るくて、元気な三姉妹だったんだよ! 影になり私達を庇ってきたママも もう決断する時が来たようでした。
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