殺意

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最初に 口火を切ったのは…… この私! 「どうやったらパパを殺せると思う?」 三人で、私の勉強机に向かい小さな紙切れに、殺人計画を書き始めた。 毒殺? 絞殺? 「ちょっと待って」 姉の美智が言った! 「ママと一緒にうちを出ればいいんだよ!私が、ママに言うから」 その時だ!! 突然、部屋のドアが開いた! 「三人揃って何やってんだ?!パパの悪口か?」 「違うよ~勉強」 妹が答えると、同時に パパの目線は机の上にあった紙切れに! とっさに私は、紙切れを手に丸めて掴んだ。 机に向かっていた私の背後から、握った紙切れを奪おうと パパは凄い力で、私の手を開こうしている。
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