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真っ直ぐの道なりを駆け抜け、キラキラと眩しい輝きを放つ奥へ近付く。
先に到着していたレナ達の後から追い付くと、突然広い場所に出た。
その時僕の目に映ったのは、前方が凍りついた白銀の世界。
この空間の半分以上が氷で塞がっていた。
それによく見ると、氷の中にいるのはさっきの魔物達だ。
「すごい。これってやっぱりあの人達がやったんだよね」
カチコチに固まった氷に触れながら、レナは隣にいるレインに声を掛ける。
――あの人達?
「レナ。あの人達って、ここにいた人?」
疑問に思って訊ねれば、彼女は首を縦に動かした。
「私達が着くと同時に消えちゃったの。たぶん転移魔法だよ。6、7人いた。ねっ、レイン」
問い掛けられたレインが頷く。
信じていなかったわけじゃないけど、レナの言ってることはホントみたいだ。
それにこの魔法……。
【フローズンミスト】……いや、【アイスブリザード】かな。
おまけに転移魔法まで。
この状況を見れば、かなりの実力があるのは間違いない。
その人達は一体何をしにこんな所に来たんだろう。
僕達と同じ理由かな?
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