続・復元

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「……そうだったの」 全てを話し終えると、先生は申し訳ないという表情で言葉を漏らす。 「ゴメンなさい。そんな所にあなた達を行かせてしまって。ケガはない?」 僕達は頷く。 「大丈夫だよ。全然強くなかったもん」 「この俺様が負けるなんてあるわけねぇだろ?」 強気な発言をするレナとクロス。 クロスはいつも通りだけど、その言葉は先生の不安を消すには十分だった。 ホッと胸を撫で下ろしたのがわかる。 「よかったわ……」 だが、次の瞬間、 「で、どうしてあなた達がいるのかしら? 許可したのはクラッド君とレイン君だけのはずよ?」 鋭い視線が、僕とレイン以外の3人に向けられた。 笑顔で固まる3人。 まさかここで追求されるとは思わなかったんだろう。 僕とレインは先生の後ろに隠れるように移動した。 3人が睨んできたけど気付かなかったってことで。 最初に口を開いたのはレナだ。  
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