もう1つの方法

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その後、コロシアムに戻った僕達は再び魔法の練習に取り掛かった。 と言っても、僕は黒龍を振るっていただけだけど……。 レナ達にだって自分の練習があるんだから、僕の練習に付き合わせるわけにはいかないしね。 そんな感じで時間は進み、今は昼休み。 けれど、今日の授業は午前中だけらしい。 知らなかったのは僕だけみたいだ。 まぁ今はそんなことどうでもよくて、要は今日の授業はもう終わりだってこと。 明日は日曜日で学園も休みだし、開放感で体が軽くなった気分になる。 「おいクラッド。帰るぞ」 「うん」 クロスの声に返事を返し、必要なものを鞄に突っ込んで帰る支度を整える。 「お待たせ」 「じゃあ帰ろー!」 元気よく歩き出すレナに続いて、僕らも教室を出た。 明日は何をしようか考えながら……。  
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