交流試合開始

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「そっか……」 2人の話を聞いたレナは顎に手を添えて作戦を考える。 そんな彼女に片方の女子が話し掛けた。 「数はこっちが多いんだから囲んだらどうかな?」 「囲んだところでどうにかなる相手か?」 しかしその案はエミリアを相手にした男子によってすぐに拒否された。 落ち込む女子を視界の端に映しながら、レナは自分の考えを口にする。 「とりあえず数を活かすってのは賛成だね。私はサポートに回らなきゃいけないから4人で頑張ってもらうことになるんだけど……。あの女の子を1人でいける?」 トンファーを握る男子に視線を向けるレナ。 その視線を受けた男子は困ったように頭を掻く。 「正直キツいな。やってもいいけど、長くは抑えとけないぜ?」 「できる限りサポートはするから。3人はリーダーを狙って。クラッドが愚痴ってたんだけど、あの仮面ってかなり視界が悪いらしいよ」 レナの話を聞いて、3人に笑みが浮かぶ。 「それじゃあ、勝てるかもってこと?」 「なんかやる気出てきた」 「私達で決めちゃいましょ」 丁度その時、ジーク達が動き出した。  
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