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先「おーい、静かにしろ。」
と担任の声が聞こえ騒がしい教室が一瞬で静まった。すると担任がこう言った。
先「今日は皆知ってると思うが転校生が来る。
諸事情により1ヶ月しか通学しないが皆仲良くしてやってくれ。
おーい神威、入って来て良いぞ。」
担任が転校生を呼んだ。
転校生は、どこか緊張しながらも慣れた様子で、シンとした教室に入って来た。
朱「えっ、えっと…神威…朱薇です。
諸事情により1ヶ月しか通えませんがよろしくお願いします😣」
そう言い終えると辺りをキョロキョロと見回し俺と目が合った途端に目を見開き驚いた。
佐(あいつ…転校生だったのか。)
朱(さっきの?ここのクラスだったんだ…)
先「じゃあ神威の席は、佐々田あいつの隣な。」
朱「…はい。」
担任が俺を指し、あいつは俺の隣に移動してきた。
佐「………よろしくな。」
朱「………………よろしく。」
俺の名前は佐々田 隆志。
今更だが特に何の特技も無い、いたって普通の高校生だ。
今日来た転校生 神威 朱薇。まさかあいつとの出会いが俺の運命を大きく変えてしまうとは…この時は思いもしなかった。
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