豹変した転校生

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そんなこんなで神威がやってきて早、3週間が経っていた。 初めの自己紹介の時とは別人のように、神威は無口で誰ともつるもうとはせずにいつも1人で読書をしていた。誰かが気をきかせて話しかけてみても 朱「………………。」 と無言のままだ。 仕方ないので隣の俺が話しかけても、何も喋ろうとはせずただ黙々と読書をしていたのである。 始めの内はそれでも何とか仲良くなろうと皆神威に話しかけていたが、徹底したシカトぶりに皆呆れ果てて終いにはクラスの誰からも神威は気に留められ無くなっていた。 俺はそんな日常が神威が転校するまで続くのだろうと思っていたそんなある日、事件は起こった。
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