プロローグ

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月だけが辺りを照らす平原に、五人の青年が立っていた。 五人の青年の周りには、先程まで生きてあったであろう魔物達の死骸が転がっている。 青年1「今夜も月が綺麗だ」 五人の内の一人が、空で光る月を見上げて言う。 青年1「俺達はこんなに汚れているのに、この空だけ変わらないな」 青年は自分達の身体を見る。 青年達の身体は魔物達の返り血で、所々赤く染まっていた。 青年1「帰るぞ」 五人はその場から居なくなった。 五人が居なくなった場所は、静寂と魔物達の死骸が残った。
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