第1章 BB(バッドバイ)

5/14
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
私が支店次長になったときに入ってきた新人が短田愛冬だった。 彼女は積極的に私を誘惑。 大人の色気を醸し出す私に色気を感じたのかも知れない。 彼女のアパートには週末の金曜日の夜だけ泊まり土曜日朝には自宅に帰る。 そんな生活が2カ月続いた。 身体の相性も良く可愛い女だったが、夢中になりすぎる傾向が強く、少々閉口した。 別れたいきっかけは彼女の彼氏との別れを聞いてからだ。 ”こりゃマズい・・・追われんな・・・だけど・・・” 身体は夢中になりつつあった私も少し惜しい気がしたが背に腹は代えられない。 「愛冬、お前さそろそろ新しい彼を探すことも大事だぞ。」 「ええ、でも次長もいるし・・・」 「いや、お前の将来は俺なんかで終わりにしちゃダメだよ、俺はお前の肥やしになってお前は幸せを掴む事を応援するよ」 ”ていのいい言い訳とこじつけで頭の足りない馬鹿OLを一蹴すっか” 「そんなに私の事を考えてくれていたなんて・・・。嬉しいです。」 ”んなわけねーし!お前がどうなろうと知ったこっちゃねーし。だけどお前はセフレくらいにはしときたいからな” これで彼女は簡単に納得した。 その後彼女に知り合いを紹介し私とのセフレ関係も適度にありながらの関係を続けた。 今は彼女は会社を辞めた。 紹介した男と田舎に帰り結婚準備中だ。 私も彼女の幸せは望んではいないが、まあこちらに被害がなかったことで良かったと思っている。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!