Just be friends

2/34
前へ
/34ページ
次へ
 盛大な音を立てて彼女が持っていたグラスが割れた。  彼女の手から滑り落ちて床と衝突したためだ。  原因は僕の一言。  そう、僕の一言。 「な、んで…?何で、そんなこと言うの?」  泣きそうな明らかに動揺した目でガラスを拾い集める彼女。  理由は特になかった。  彼女が悪いわけでも、僕が悪いわけでもない。  ただ、このまま時が過ぎても同じだと思った。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加