プロローグ

2/5
前へ
/65ページ
次へ
此処は、とある世界。 ヒトが「人」を造るまで科学が発達した世界。 ヒトとヒトが造りし人「戦士」との戦いも終わり、この世界では平和な日々が続いていた。 「じゃぁ、行ってくる」 そう言って空間転移装置に入った俺は振り向いた。 そこには俺の頼もしい仲間たちがいた。 俺達は、この世界の守護者なのだ。 「おう、行って来い」 「土産、頼んだぞ」 「・・・わかった」 「わたしもいきたいなー」 そういった声に送られながら俺は行く。この世界を見て回るのだ。パトロールっていうヤツだ。 空間転移装置が作動する。皆の姿が揺らぐ。次の瞬間にはこの世界のどこかにたどりついているハズであろう。そう、「ハズ」だった。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

91人が本棚に入れています
本棚に追加