彼の名は…

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「それはお前の中では終わってるやろな。でもな、言うといたるわ。ここのサッカー部は終わるんやない。これからなんやで」 飛田はそう言い放ってそのままグラウンドに行ってしまった。 「あいつ…ふざけよって…」 修真はその後俺の顔も見ないまま去って行った。 わかってる。俺には修真の気持ちはわかっている。 ただ、飛田の言葉に少しだけ突き動かされる感覚もあった。
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