回想

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…ごめんなさい。 私はアナタと約束したのに笑いながら針千本飲まなきゃいけないのに。 なのに、私はアナタの名前も顔も思い出せないの。 私はアナタが大好きだった。 少なくとも、それが初恋の記憶。 ほとんど残っていない記憶の中のかけら。 あいにく、名前も顔も、何処で何をして遊んでいたのかすら覚えていないけれど。 他愛ない幼少期の約束だけが私の中に残っていた。
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