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佐藤くんはそんなあたしを不思議そうに眺める。
「…顔、赤い…」
「へ?」
「熱でも、あるんですか?」
「!」
佐藤くんの大きな手があたしのおでこに優しく触れる。
ちょ、
ちょっと……!!
こんなにいっぱい動いて、あたしの寿命は縮まってしまうんじゃないかっていう位。
心臓の音は激しさを増す。
急いで来たのかな。
佐藤くんの前髪は少し乱れていて…
それで…
ん?
佐藤くん、コンタクトにしたのかな?
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