対峙

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「あ、ヒロ?」 守山さんは誰かに電話をかけ始めたみたいだった。 はっ! そういえば、スッカリ話し込んじゃって下駄箱見てなかった! しかも、人に聞かれたくなくて少し離れた位置に移動したから、全くその動向が掴めない。 守山さんがまだ電話している事を確認して、また物影から下駄箱を覗き込む。 「!」 キョロキョロと辺りを見渡しながら、下駄箱に近づき… その見覚えのある女の子は何かコソコソしていたかと思うと、脱兎のような速さで下駄箱から離れていった。 え… .
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