千紗の一日

13/16
前へ
/335ページ
次へ
「「きゃああぁ~!」」 あたしがボーッとしている間に、噂の彼が登場したらしく、一気に周りのボルテージが上がる。 相良くんに向かって群がる女の子たちの多さで、ファンクラブに入ってから朝の出待ちをするようになってからも。 未だに相良くんの顔がよくわかんないあたしがいた。 近寄れないんだもん。 「相良くぅん。コレ、貰って!」 え? 汐莉ちゃん!? さっきまで隣にいたのに、いつの間にか相良くんと話している声が聞こえた。 姿は見えないけど。 .
/335ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1689人が本棚に入れています
本棚に追加