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「今日はこの間みたいに逃がさないから♪大丈夫!君に執着してるのは俺だけだし。優しくするって」
そんなあたしを楽しそうに眺めながら、男の子はどんどん近づいて来る。
「こんな人気のない教室に一人で来るなんて、マジ好都合だったよ」
「なっ!」
ど、どうしよっ!
こないだと同じ手は使えないし…
一応拳に力を込めてみるも、それよりも素早く手を掴まれてしまった。
その男の子はジロリとあたしを睨む。
「抵抗すんなよ」
「…やめっ!」
や、だぁっ!
佐藤くん――!!
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