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その問いに今さら嘘を突き通せるワケもなく。
2人の視線を一身に受けて、あたしはただ頷く事しか出来なかった。
「マジかよ…」
相良くんは呟きながら椅子の背もたれにドサッと体重を預ける。
「あ、でもっ!全然大したことないから大丈夫だよっ!?相良くんは悪くないし!」
うんうん!
相良くんは悪くない!
さっきも助けてくれたもん!
「…はぁ。あなたって人は…」
「…さっきの、男も?」
「あ…うん」
「コレは?」
相良くんはあたしの腕を掴むと、シャツを肘のあたりまで捲りあげた。
「……!!」
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