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「よっしーのくせにカッコイイ事言ってる…」
「本当に失礼なヤツだな~」
いつもはふざけてばかりのよっしーが、真剣にあたしの事を励ましてくれた。
「……ありがとね」
「おう」
お礼を言うと、よっしーは照れたように笑う。
あたし…頑張ってみてもいいのかな。
恋愛、してもいい?
「じゃーそろそろ道場行くか! 義朗サン怒ってそーだし」
「え? わっ! ヤバイ早く行かなきゃ!」
「千紗、乗れっ」
「ギャー! ちょっと! よっしーとばしすぎだから!!」
「まだまだぁ!」
「ちょっ、怖いってば!」
「あははははは!」
よっしーが漕ぐあたしの自転車の後ろに跨がって。
二人乗りで家へと帰る道は、楽しくて。
小学生に戻ったみたいによっしーと二人ではしゃいでいた。
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