彼女

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「…なんだよその目は」 「ごめんね。よっしーに聞いたのが間違いだった」 「て、てんめぇぇぇ!!」 顔を真っ赤にしたよっしーが、あたしに殴りかかるそぶりを見せる。 ゴンッ 「~~っ!」 鈍い音がしたかと思うと、よっしーは頭を抱えて座り込んだ。 「ったく、夫婦漫才もいい加減にしろー。HR始めんぞ」 山ちゃん… 出席簿の角で叩いたんだ。 よっしードンマイ。 その後よっしーは頭をさすりながら自分の席に戻って行った。 ……なんでこんなに心がざわつくんだろう。 あたしは、何を悲しんでるんだろう。 分から、ない。 .
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