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そう尋ねると、隼人の後ろからもうひとつ影が現れた。
「あの…隼人くんの、お姉さんですよね…?」
「!」
もしや、この子は…
ピンときて隼人に視線を移すと、薄暗い中でも彼の頬が緩んだのが見てとれた。
「ちー姉。コイツ、俺の彼女」
そう隼人が照れ臭そうに紹介すると、先程声をかけてきた女の子がペこりと頭を下げた。
「真田百花(ももか)です。隼人くんとは、中学のクラスが一緒で…」
隼人め。可愛いじゃないか!
「モモちゃんかぁ。あたし、千紗です。よろしくね!」
なんだか嬉しくなって、ニッコリと笑う。
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